少し気が早いかもしれませんが、ここではコンサルティングファームへ入社した後、どのようなキャリア(転職)があるか考えてみたいと思います。
コンサルティングファームに入社後、どんどん昇格してパートナーやプリンシパルと言った役職(一般企業で言う役員)まで上り詰める人はごく一部です。新卒で入社してそのまま同じファームdえ昇格してパートナー等になる確率は1%にも満たないと思います。そこでコンサルティングファームから転職する場合の選択肢について書きたいと思います。
転職でキャリアアップ
新卒入社以上に中途入社者がおり、一般企業に以上に平均在籍年数が短いコンサルティングファーム※では、新卒生え抜きで入社した人間がそのまま同じコンサルティングファームでパートナーまで上り詰めるケースは、一般企業に比べれば、かなり少数です。
※コンサルティングファーム自体が合併等で勤続年数が短くなる事情もあります
それよりも、コンサルティング業界を中心に転職をしながら(場合によってはコンサル業界を一時離れても)、様々な経験を積んで、キャリアアップしながら役職を上げていくのが多いケースだと思います。
1年前にある案件のコンペで、ライバル社の責任者として参加していた他社のコンサルティングファームのパートナーが、ある日突然転職してきて自社のパートナーになった(そして自分の上司になった)、と言う話は珍しい話ではありません。
Up or Outでは、Outしかも解雇と言う部分にスポットを当てましたが、殆どのケースはキャリアアップ(引き抜きされたりもします)をしながら、転職をしていきます。
転職回数が多くても大丈夫!?
コンサルティング業界は転職が多く、転職の回数が多くても、ネガティブな評価にはなりません。
(年齢次第ですが、正当な理由があれば5回くらいは問題ないと思います)
もちろん、結果を残せずに人間関係が悪くて転職などと言いうのは論外ですが、スキルアップのための転職であれば、そして新天地で結果を残すのではあれば、行動力、新しい環境への適用力と言う部分も含めて評価できるのではないでしょうか。
一般事業会社の評価
コンサルタントの経験は、一般事業会社でも評価されることが多いです。プロジェクト単位で成果を求められ、クライアントからもプレッシャーがかかる中でバリューを出すのは、なかなか大変です。
コンサルタントに求められるコミュニケーションスキル、論理的な思考、業務知識、ITスキル、プロジェクトマネジメント等は、コンサルティング業務だけでなく、ビジネスマンとしての基礎能力と言っても言い過ぎではないと思います。
このため、一般事業会社であっても、コンサルティング業界でのキャリアが評価されるのだと思います。
また、別の角度から考えると、一部上場の大手企業を始めとする大企業、優良企業に新卒で入社した優秀な人材が転職市場に出てくる絶対数が少ない、と言う現状もあるのだと思います。
以前に比べて転職市場が整備されて転職者数は増えているのでしょうが、本当に優秀な人材は、まだまだ大手企業が抱えているのだと思います。
これに対して、コンサルティング業界は、転職が活発に行われており、同業他社はもとより、一般事業会社へも人材を輩出しています。前述したような優秀な人材も、コンサルティング業界では、転職市場に出てきます。
一般の企業が優秀な人材を転職市場から優秀な人材を調達しよう(もちろんどこの採用者も同じですが)とすると、コンサルティング業界の人間のほうが優秀な人材である確率が高い(かもしれない)と思っているのかもしれません。
転職先毎の傾向と対策
それぞれ転職先ごとに傾向と対策があります。簡単ではありますが、
- 同業他社(コンサルティングファーム)
- 事業会社
- 起業・独立開業
の3つの分類に分けて傾向と対策を考えてみました。
以下にリンクがありますので、参考にしていただけると幸いです。
同業他社への転職
同業他社へ転職
コンサルタントの定番はやっぱり同業他社
事業会社へ転職
コンサルタントから事業会社へ転職
事業会社へ転職して実務に触れたい
起業・独立開業
起業・独立開業
会社に雇われない生き方を選択する
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